ヒューゴ ボスがパイナップル由来の人工レザースニーカーを発売
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ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)が手掛けるメンズブランド「ボス(BOSS)」は6月下旬、動物を殺さないビーガンフレンドリーで環境負荷も少ないスニーカーを発売する。ロンドンに拠点を置くスタートアップ企業のアナナス・アナム(ANANAS ANAM)が7年をかけて開発した、パイナップルの葉を破砕して作るレザーに似た天然の不織布「ピニャテックス(PNATEX)」をアッパーに採用した。「ピニャテックス」は通常のレザーに比べると、軽くて柔らかく、耐久性や通気性もあるという。また、抗菌性にも優れ、水に濡れても手入れがしやすいのが特徴だ。長く使用すると味が出るレザーに比べると経年変化は楽しめないが、アウトドアシーンなど傷や汚れを気にせず日常使いしたい人にとっては手入れの必要が少ない。
色はブラックとブラウンの2色展開で、いずれも天然の植物で染めている。シューレースはオーガニックコットン、ソールにはリサイクルTPU(熱可塑性ポリウレタン)を用いた。価格は3万8000円。
ヒューゴ ボスは衣類のために動物を殺さないサステイナブルなモノ作りに取り組んでおり、2016-17年秋冬シーズンから、ラクーン、フォックス、レッドラビットなどの毛皮の使用を廃止した。また牛革や羊、バッファローレザーに関しても食用となったものを使用している。