もともとは作業着であり、一昔前にはかわいらしさを出しつつ体型を隠せる服としておデブの制服だった“オーバーオール”。今ではオシャレな男性に好まれるアイテムと変貌を遂げました。ちょっと間違えると子供っぽくなってしまう“オーバーオール”。今回は、大人の男にふさわしい着こなしを厳選して紹介していきます!!!
overall は全身を覆う形状をした作業着全般を指し、「つなぎ」の作業着なども含むが、日本語の「オーバーオール」は、 アメリカ英語: overall とほぼ同義であり、特に胸当てとサスペンダーの付いたズボン(bib and brace)を指す。フランス語: salopetteからサロペット(元来は吊り紐が背中で交差された衣服)とも呼ばれる。
元々は中に着ているトップスに汚れがつかないように作られた服だったが、現在では作業着はもちろん、子どもの遊び着やファッションとしても愛用されている。また肩から吊り、腹部を締め付けない構造のため、マタニティウェアに用いられることもある。
胸当てや腰周りに至るところにポケットがついているが、これらのほとんどは作業着として着る場合において作業の道具を入れるために作られたと言われている。例えば左腰の部分についている紐はハンマーフックと呼ばれ、ハンマーを入れて持ち運べるように作られており、右腰の部分についている縦長のポケットはスケールポケットと呼ばれ、定規を入れて持ち運べるように作られている。なお、サロペットは肩紐が背中で交差されたタイプ(クロス式)のものをいい、現在主流の背中の臀部から肩紐までが一体になっているタイプ(ハイバック式)をオーバーオールと呼ぶのが正しいと言われる。